140字プロレス鶴見辰吾ジラ

バオの140字プロレス鶴見辰吾ジラのレビュー・感想・評価

バオ(2018年製作の映画)
3.4
「インクレディブルファミリー」の前菜としての短編映画だが、ピクサーが前菜の韻や心理的なものを本編に生かすのはお手の物だし、今回は暴走しいく別ルートの示唆でもあった。キチ○イじみた料理描写は圧巻ながら、台詞なしで見せる成長過程は大人になったからこその涙腺への刺激物になる。クライマックスで「ルビースパークス」や「ミザリー」方向に舵をきったイメージだが、あのお母さんも現実に折り合いつけるのに苦労したのだろうと伝わってきた。

中国とハリウッドの関係を示唆したのか、リソースは中国が調達してハリウッドが巧くパッケージングしてるんだぞ!感が漂い、エゴの反乱への警鐘にも思えるのだが…