明るいイスラエル映画。ヤクザのコンビが、爆破テロに巻き込まれたのをきっかけに改心し、誰かの願いを叶える善行に勤しむお話でした。
ふたりがみかじめ金を持ち逃げしたことがバレないかどうかや、スティーブの親子関係・チョマの恋心の行方など、物語を引き締める要素も組み込まれていて見やすかった。
ヤクザものという感じはなく、爆破や暴行のシーンもマイルドにしてあってあんまり怖くない。セクシーシーンはあるものの、ズバリな映像は映らない(とはいえめっちゃ迫ってるシーンはあるのですが)…などなど、いろんな人が見やすい映画かと。
これまで暗めのイスラエルものしか見てこなかったので、こういうテンションでイスラエルの空気を知れるのは良いですね。
街中にちゃんとユダヤ教超正統派の人たちが歩いていたり、嘆きの壁が日本の絵馬みたいにライトに使われている様子が分かったり。まあでもそんなところか。思ったよりもイスラエルの人たちが明るく暮らしてるのを感じられたのも良かった。
物語はちゃんと面白かったのですが、エンターテインメントとしてずば抜けているとか心に残るものがあるとかではなかったので星3。