ひろ

ワイルド・スピード/スーパーコンボのひろのレビュー・感想・評価

3.7
監督はデヴィッド・リーチ、脚本をクリス・モーガンが務めて製作された2019年のアメリカ映画。ワイルド・スピードシリーズ初となるスピンオフ作品

最早、金の成る木となったワイルド・スピードシリーズ。主演の役者が死のうが終わらないし、キャラが人気あるのでスピンオフだってやっちゃいます。ホブスとショウという武闘派の2人がスピンオフの主人公。脳筋ホブスはいつも通りまっすぐ力任せ。ショウはクールなので格好つける。クールビューティーなショウの妹も登場し、チート的な強さの敵から世界を救うため頑張ってます

そもそもいつから世界を救うことになったのだろう。シリーズの最初は潜入操作の物語で、カーチェイスの格好いい作品だったのに、そこからB級映画と成り下がり、さらにそこから大ヒットアクション映画に成り上がるという奇跡。リアルタイムで最初から観てる人としては、なんでこうなったと思ってしまうが、あんまり考えても仕方がない。スピンオフということで、よりカーチェイスよりアクションが主流となり、スパイ映画とかと同じテイストに仕上がっている

決してつまらない訳ではない。むしろアクション映画として上々の仕上がりだし、ホブスもショウも格好いい。カーチェイスだってあるし、文句のつけようもない。ドウェイン・ジョンソンも本編シリーズは降板したとの噂もあるが、ちゃんとマッチョキャラとして目立っているし、未だ衰えることを知らないキレキレアクションのジェイソン・ステイサムはさすが。マッチョ加減が異なるだけでシルエットは同じ。しかし性格は真逆のキャラなので2人のケンカは笑える

そもそも日本のタイトルで勝手にワイルド・スピードと名付けたマイナーな作品が、ここまでビッグになるとは思わなかった。スピンオフも成功したし、本編の9作目も公開される。すでにスター・ウォーズと並ぶ作品数。いつまで続くかはわからないけど、主人公替わっても大丈夫そうな作品なので、もう終わらない気がする
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