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天国の大罪のShinMakitaのレビュー・感想・評価

天国の大罪(1992年製作の映画)
1.9
新宿の外国人居留区域「モスキート街」。ここでは麻薬絡みの犯罪が多発している。警察署麻薬課の主任・田辺はスパイを殺され、チャイニーズマフィア幹部・黄を逮捕しようと躍起になっている。そのため彼は、情報提供した強姦犯・奈良木を釈放させてしまった。奈良木を起訴しようとしていた女性検事・衣畑遼子はこれに憤慨し、田辺との間にできた溝を実感する。実は遼子と田辺は10年来の不倫の関係。離婚をしない田辺と子供が欲しい遼子は、次第に噛み合わなくなっていたのだ。そんな時、遼子の前にアラブ人グレン・サッシンが現れる。レストランオーナーとして成功しているグレンに窮地を救われ、惹かれてしまう遼子。彼が黄を操るマフィアのボスと知りつつ……




「天国の大罪」


〈もし吉永小百合がVシネマに出ていたら〉という空想を現実化した作品。のっけから不倫相手・松方弘樹と騎乗位になって半裸で喘ぐ小百合様。万引き犯になりすまし、強姦犯・清水紘治を罠に嵌める小百合様。そしてその清水紘治に狙われて怯える小百合様…もうね、見たことのない吉永小百合のオンパレード。それだけでこの作品の存在価値がありますね。第二部からは、いつもの良妻賢母系の吉永小百合になってオマー・シャリフも好々爺の顔を見せますが、また突然クライムドラマに戻ります。珍品好きにはたまらない一本ですねー。書店でオマー・シャリフに絵本を選んでやる店員役で、ヌードになったばかりのビッグアイドルが登場するので、要注目。
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