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恋をしましょうのmichiのネタバレレビュー・内容・結末

恋をしましょう(1960年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

イヴ・モンタンとマリリン・モンローのロマコメで、マリリンがかなり調子を崩していたこともあって公開当時はあまり評判がよろしくなかったらしいのですが、笑えるストーリーに聴かせる楽しい歌もたっぷりで満足の作品でした。
セーター姿のマリリン・モンローがかわいかった。そんなクネクネした踊りしなくても魅力たっぷりなのに、やっぱり彼女を取り巻く演出はいつもどおりちょっとかわいそうに見えてしまう。
ヘンテコな原題だけど、これで良かったのかな?

大富豪実業家クレマンは、巷ではプレイボーイだのなんだの言われた挙句、彼を皮肉った舞台が上演されることになる。せめて自身の評判を上げようとリハーサルに顔を出したクレマンは、クレマン役の俳優と間違われ、主演女優のアマンダに惹かれた彼はそのまま身分を偽って舞台に出演することに…というお話。
素人が意中の女優や周りに認められよう必死になるのがおもしろくて、金に物を言わせてジョークを買い取ったり、人気のコメディアンやダンサー、シンガーからプライベートをレッスンを受けたりと、常人にはできないことをやってしまいます。コメディアンの方は分からなかったけれど、ビング・クロスビーやジーン・ケリーが本人役でレッスンをする贅沢さ、いいねー。
ラストはちょっと強引だけど、オフィスまで連れて行って身分を明かす流れは良かった。

Wikipedia情報。イヴ・モンタンのキャスティングに至るまで、ミュージカルと縁遠そう錚々たる俳優が候補に挙がっていたそうで。その中でもグレゴリー・ペックに至っては一旦は出演に合意していたらしいです。それはそれでおもしろかっただろうな。
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