民間人すぱすぱ

アウト&アウトの民間人すぱすぱのネタバレレビュー・内容・結末

アウト&アウト(2018年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

今年43作目「アウト&アウト」鑑賞。
ビーバップハイスクールでお馴染みの漫画家であり小説家の木内一裕かメガホン取ったハードボイルドサスペンス。

遠藤憲一扮する元ヤクザの探偵が仕事の依頼主の元へ出向くと依頼主は殺されていた。そこにマスク姿の男が現れ銃口を突きつけられる。警察に言わない事を条件に解放されるが、探偵は男の正体と黒幕を探す事になる。。。

では、今作の感想だがスコアを見てお分かりの通り、とても褒められた内容では無かった。

キャストは主役の遠藤憲一をはじめ、ベテラン勢を並べていたが彼等の今までのキャリアからイメージされるキャラクターそのまんまで意外性が皆無。演出をちゃんと付けているのか少し疑問に思った。意外性で言えばプロレスラーの中西学がその見た目からも、マ・ドンソクのようでなかなか良いキャラだったw

まず、元ヤクザである遠藤憲一にナメた口を聞く、ヤクザもんの若い衆。
コイツに遠憲はマジヤベェやつだったと気付かせる演出が薄い。それにはやはり、どギツイくらいのバイオレンス描写が必要だったのでは?!
事務所兼自宅に同居する訳ありの少女との関係性もイマイチ薄い。
致命的なのが、ラスボスである要潤を追い詰めて、仕返しタイムのボルテージが上がって来たところで、いきなりのブラックアウト。そして要潤の逮捕シーン。。。ん?!!なんか間すっ飛んでないすか?!どうしたんすか?途中で撮るの諦めたんすか???

バイオレンス描写もマイルド。ストーリー運びも凡庸。ツイストも全く無し。正直2時間ドラマで良かったのでは?!と思う始末。

映画監督としての力量を疑わざるを得ません。持って行きようではとても楽しい映画になりそうだっただけに、とても残念です。。。