メタ壱

アウト&アウトのメタ壱のレビュー・感想・評価

アウト&アウト(2018年製作の映画)
3.4
元大物ヤクザの矢能は一人の幼い少女・栞を養いながら探偵事務所を経営していた。
ある日、知人に呼び出された矢能は殺人現場にでくわしてしまう。
それは政界にも関わる大きな事件の始まりだった…というお話し。

これは本当に遠藤憲一さん、ハマり役!

見た目も内面もほとんどヤクザのままの強面の男と、幼いけれど大人っぽい精神も持ち合わせた少女とのバランスがとても好き。

矢能がどうしてヤクザをやめたのかとか、栞が矢能と共に暮らす事になった事件とか色々背景があるんだろうけど、その詳細は語られず、でも二人の人間性や関係性からほのかにバックボーンのにおいが漂ってくるのもエモい。

矢能を動かす感情は果たして個人の欲なのか、他者への情なのか。

それを悟らせない矢能は、だからこそかっこいい。
メタ壱

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