主人公のジェニファーの序盤でのステレオタイプなセクシー美女っぽい見せ方に陳腐な感じを受け彼女に若干の嫌悪感を覚えた。ただ、彼女の不倫相手の友人が合流したあたりから彼女に対するいやらしい視線や気持ち悪い言動の数々の挙げ句にレイプされ崖から突き落とされて殺されかける至って、本当にジェニファーに同情しそこから始まるリベンジを応援した。
ジェニファーのリベンジは最終的には完遂されるが、その過程で見せられる各種傷口の描写が目を背けずにはいられないレベルで痛々しくて、木の枝やガラス片を傷口から抜くところが特に辛かった（褒め言葉）。血も多く出てスプラッター映画ばりの量で、血が多く出る痛い映画を見たければオススメ。
暴行を受け殺されかけた女性の復讐劇としてストーリーは分かりやすいながらも、主人公が狩る側と狩られる側を行ったり来たりするシーソーゲーム感でずっとハラハラさせられ、胸糞シーンだらけなのに最後にいくばくかの爽快感が得られて面白かった。
