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ジュディ 虹の彼方にのbutasuのネタバレレビュー・内容・結末

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

やっぱりこの手の「実話ベース」で「歌唱シーンメイン」の「感動作」は自分には合わないのだということを再確認。

子役時代から順を追って見せてくれていれば、ひょっとしたらもうちょっと感情移入できたのかもしれない。とにかくずっと主人公のクソババアぶりにイライラしてしまい、まるで話に興味が持てなかった。借金まみれで子供を夜のショーに出演させて小銭を稼ぎながらのホテル暮らし(しかも滞納で追い出される)って、クズ親以外の何物でもないだろう。終盤で娘が父親と暮らすことを選択したときにも「そりゃそうだろう」としか思えなかった。そんで自分は若い男とイチャイチャしてるし。確かに子役のときはかわいそうだったのかもしれないが、もう子供も何人もいるのに、いつまで引きずっているのか。いい年して自己中で扱いにくい厄介ババアにしか見えん。

レネー・ゼルウィガーは本当にすごい。全く面影を感じさせなかった。ただ彼女を引き立たせるためなのか、彼女以外のキャストが軒並み地味で存在感ゼロなのはやり過ぎ。彼女の演技の凄みのみで映画を成り立たせているが、正直個々のエピソードは薄っぺらく、だから何だという話ばかり。
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