レッドキング

ピラニアのレッドキングのレビュー・感想・評価

ピラニア(1978年製作の映画)
3.0
まさかアマプラで配信される日が来るとは…。
『ジョーズ』に端を発して制作されたであろう、70年代アニマルパニック量産作品の一つ。
作品自体は知っていたけど、リメイクの『ピラニア3D』の印象が強すぎて全然観れていませんでした。
監督も『グレムリン』や『スモール・ソルジャーズ』のジョー・ダンテとは露知らず。

『ピラニア3D』のインパクト・グロさを期待するとかなりがっかりすると思いますが
惨劇の始まりが主人公の凡ミスだったり、
関係ありそうでまったく物語に絡んでこない謎の生物だったり、
あなた絶対死んでますよね⁈っていう深手でも丈夫な人達だったり、
今の時代にやったらクレームでも飛んできそうな雑な設定はやっぱりこの当時だからできたのかなぁ〜なんてシミジミしちゃいました。
観る側もたぶんそんなに「金返せコノヤロウ!」くらいの態度で観てはいないはず、
よくも悪くも大らかな時代性を感じた一本でした。

リメイク版ではピラニア以外にもボートのプロペラとか、ワイヤーとかの人体破壊描写がありましたが
本作のグロ描写は基本ピラニアに襲われる描写のみ。
サメと違ってバクッといくわけではないけど、ちょっとずつ噛みちぎられるからところどころ肉とか骨が出ている状態を
当時のメイクとピラニアの模型だけで、食べてる描写もなかなかリアルさがありました。
子どもでも容赦しないっていう気概は買いますし、リメイクでもその辺は踏襲されてたので合わせて観るとより楽しめそうです。
レッドキング

レッドキング