Cisaraghi

昨日への道のCisaraghiのレビュー・感想・評価

昨日への道(2015年製作の映画)
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ナイジェリアのロードムービーか?!と思って観てみたが、終始シリアスな夫婦不和の話で結構辛かった。高い教育を受けて自尊心も強い知的で魅力的な美人妻、経済力のある浮気性の夫。あるあるです。でも、話の構成のおかげで退屈はしなかった。
 ロードムービーというには車窓の景色はピンボケでちゃんと映っておらず、二人が道に迷って降り立った未舗装の道路のまわりは、グレートレースでよく見るようなこれといった特徴のない藪が広っている。
 ラゴスの家はいつものモダンインテリアのゴージャスな邸宅。セリフはほぼ全て英語。途中、現地の言葉で会話する人に対して、英語で話して!わからないから、とクレーム入ってた。
 
この夫、すぐに「これだから女は…」と言いたがる家父長制的女性観を持つタイプだと思うけど、洋画字幕にありがちな男言葉女言葉に翻訳されると、英語以上に上下関係が強調されてしまう。それを考慮しても、下手に出て相手の機嫌を伺っているのは女性の方のように思えたのは、二人の間にある事情のためかそもそもなのか?

主役のジェネヴィーヴ・ナジさんは製作にも加わっている。

冒頭に映るのはラゴス・ムルタラ・ムハンマド国際空港。内陸の空港からラゴス島まではざっと15㎞くらい。標識にあったEko Bridge MarinaのEko Bridgeはラゴス島と本土を結ぶ橋だけど、Marinaがつくとよくわからず。同じくTafaya Balewa Square(TBS)はラゴス島の国立式典用広場てなところかな。
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