まよ

ウトヤ島、7月22日のまよのレビュー・感想・評価

ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)
4.3
ノルウェーのウトヤ島で起きたテロ事件を再現している作品。
72分ワンカットという手法に惹かれて見たけど臨場感が凄かった。
この72分は実際のテロ事件で銃声が鳴り続いた時間と同じ。小さな島の中巻き込まれたのが労働党の青年、幼い子から主人公カヤのような少年少女がわけも分からず恐怖の中逃げ惑う様子がリアルすぎて目を離せなくて、、
カメラワークもカメラマンが実際に走って逃げたりする様子があるからちょっと酔いそうになったけど、身を潜めている場面でも視点が(カメラワークが)定まらないのが心拍数を上げる。キョロキョロしてしまう感じがそれによって表現されてた。

主人公カヤは妹とはぐれてしまい、犯人が誰なのか、人数はどれくらいなのかも分からないまま必死に逃げ隠れしつつ妹を探す。
お母さんに電話をかけたり、他の子供達もお母さんに会いたい、家に帰りたいと何度も言うのが子供が巻き込まれているという事実を何度も見せられているようで辛かった。

そしてほとんど犯人が映らないのが怖い。どこからどう打ってきてるのか全然分からない。悲鳴と銃声だけ。3回くらいかな犯人映ったの。
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