どちべそ

来るのどちべそのレビュー・感想・評価

来る(2018年製作の映画)
4.7
娘溺愛家族思いで空気の読めない少年のようなサイコモラハラ男、霊障にて死す!!

\第一部完/



と思ったらうっかり想像力欠如男と結婚しちゃった機能不全家庭のアダルトチルドレンの母親が生活苦でおかしくなっていく話

\第二部完/



最終決戦、霊能者バトルロイヤル

\第三部ご期待ください/



嘔吐を伴うムシムシパニック(幼虫系)と子供の虐待を連想させるシーン、それと、おばあちゃんがひどい目にあうシーンがあるので苦手な人は注意。

第三部霊能者バトルロイヤルは神道仏教密教沖縄のユタそしてファブリーズ、その他諸々入り乱れていて大変楽しかった。

最初はいつも通りの機能不全家庭をモチーフにしたホラーだと思ったんだけどなあ。
いつのまにか使えるもの全部出しのごちゃ混ぜ霊能者合戦になっていった。

第一部第二部の家庭内サイコホラーパートの主人公はそれぞれ妻夫木聡と黒木華ちゃん。第三部霊能者総力決戦は岡田准一と松たか子でキャストも良かった。

黒木華ちゃんが湿ったやべえ女の役だと歓喜する性分なんだけど、「ちょっと今から仕事やめてくる」くらいの湿ったやべえいい演技だった。
ちょっと今から〜の黒木華ちゃんの「消えろ…バカ…」は痺れた。あれをちょっと彷彿とさせる。

そして松たか子は妹思いのいいお姉ちゃんだった。終盤、妹を逃してひとり敵と対峙する様にレリゴーの面影を見た。
やっぱり松たか子って良いなあ。

最初はどこにでもありそうなジメジメホラーなのに、後半にかけて怒涛の展開を叩き込まれ、ラストは愉快にオムライスのくににてフィニッシュ。

後味爽やかなエンタメホラーだった。
以上です。



※個人の感想↓

えげつなさ高/ミュージカル調低

「告白」

「来る」new

「嫌われ松子の一生」

「パコのと魔法の絵本」

えげつなさ低/ミュージカル調高

って印象。
渇き。だけ見たことないから見たい。
どちべそ

どちべそ