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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのmichiのレビュー・感想・評価

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落ち目のスター俳優を演じるディカプリオと、そのスタント兼相棒的なブラピのバディものとしても楽しめるし、昔のハリウッドや行き過ぎたヒッピー集団の様子など、脚色はあれど知らなかった世界が垣間見れておもしろかった。
シャロン・テートの出演作品を観たことはありませんが、事件のことは知っていたので、じわじわとその日が近づくのが怖かったです。私も今、事件の夜の彼女とちょうど同じくらいのお腹なもので、こんな時にあんないかれた集団が襲い掛かってくると…と思うと、恐怖しかない。とんでもない事件でした。
しかし、本作では意外な結末を迎えました。意味不明な理由で、マンソン・ファミリーは隣のリック・ダルトンの家を襲撃し、たまたま滞在していた怪力スタントのクリフ・ブースとその愛犬が撃退するんですが、その争いが結構グロかった。もうやめてくれー!と思うほどひっどい状態でした。
そのおかげで、最後はちょっとほんわかする終わり方で、本当にほっとしました。こうあってほしかった、という願いが込められたようなラストでした。

ヒッピーにさせられたり、すっかりマカロニ界にかぶれたりしたような格好をしたり、元の姿分からなくなるような変貌ぶりを見せるレオナルド・ディカプリオは必見です。エンドロールまでおもしろかった!
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