鰹よろし

リミット・オブ・アサシンの鰹よろしのレビュー・感想・評価

リミット・オブ・アサシン(2017年製作の映画)
2.5
 妻と息子を失ってから1年、トラヴィスは殺し屋を休業中だったが、雇い主であるレッド・マウンテンのたっての依頼で渋々渋々ではあるが一旦復帰することに。

 しかし暗殺対象の護衛をしている女手ひとつで息子を育てる女性捜査官に情が芽生え、逆に射殺されてしまうのだった。

 しかししかし、組織の蘇生技術によって勝手に生き還させられたかと思えば、情報を聞き出しただけでまた殺されそうになったので彼は脱走。なんやかんや組織を壊滅させるべく奔走する...

 亡くなった妻子に重なる母子と、袂を分かち境遇を違えた戦友。受け入れたくない過去(現実)が繰り返されぬよう、あり得たかもしれない未来を手繰り寄せようと、本来あり得なかったはずの命に与えられし時間の中でもがく漢の物語を眺めることになるのだけれど・・・

 ラストはこれアレだよね、劇中で描かれた彼にとっての生と死の概念というか意味合いを矛盾というか混乱させることになってないかい? どういった狙いがあったんだろうか・・・??

 いや違うのか、彼にとってのあるいは彼自身の意志ではなく、彼を死なせなかったことが重要なのか。いや待て殺さなかったと言うべきか・・・


「アドレナリン」シリーズ...「TIME」(2011)...「セルフレス 覚醒した記憶」(2015)...「ラザロ・エフェクト」(2015)...「クリミナル 2人の記憶を持つ男」(2016)...「レプリカズ」(2018)...「ジェミニマン」(2019)...「太陽は動かない」(2021)...
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