黄推しバナナ

プールの黄推しバナナのレビュー・感想・評価

プール(2016年製作の映画)
3.0
監督 : マット・エスカンダリによるワンシチュエーションサスペンス作品。

アメリカの市民プールは閉館時に水面シャッターみたいなものでプール全体を覆い入らせないようにするのか…
小学校のプール近くに以前住んでたのだが、夏になると夜忍び込んでプールに入って大はしゃぎをするパリピが毎年発生してたが日本もそうした方がいいかもね…

よーく考えてみたらプールに閉じ込められるだけの話では86分もたないよな…

登場人物3人(1人)
①ジョナ(アレクサンドラ・パーク)
妹、ヒステリック、口が悪い、挫折を繰り返して諦めがち、ひねくれ者、心に闇を抱える、手首・背中にタトゥー、父親から性的虐待、カウンセリング中、
②ブリー(ノラ=ジェーン・ヌーン)
姉、右腕の肘から手首にかけて酷い火傷の痕、優秀で品行方正、恋人と婚約、重度の糖尿病、
③クララ(ダイアン・ファール)
9ヶ月前に出所、市民プールに社員→パート勤務に格下げ、家賃も滞納、保護観察期間にあり、盗難癖、館長の厳しい監視によりセカンドチャンスを逃す
④館長(トビン・ベル)
保護観察期間のクララを雇い監視中、

冒頭から20分ほど経って脱出方法の正解が導き出されるのだが姉妹で口喧嘩してばかり…
このくらいの時間で飽きた…

約30分クララ登場。ブリーの銀行カードの暗証番号の代わりに助けると嘘付く、プールのヒータを消す、水温が下げて姉妹を追い込む、プール内に高濃度の塩素を噴射したり、ブリーの婚約指輪を要求したり、自分の進退に関わるため姉妹を見殺しにプールを立ち去ったり、と終始邪魔ばかりする。最後の最後また邪魔をする…
出て行ったり帰ってきたり出て行ったり帰ってきたり出て行ったり帰ってきたりと何がしたいの…
過去姉妹に恨みがあっての仕打ちキャラでないとおかしい演出方法ですよ監督…
時間の水増しのためにクララを登場させたのだろうがあまり魅力的な悪役にはなれなかった…残念…

マット・エスカンダリ監督の思惑は

①閉じ込められた事により姉妹の心の蟠りの救済を感動ヒューマン的に描きたかった。
②欲が出てクララの邪魔を入れることでワンシチュエーションサスペンス的にも描きたかった。
③また欲が出てクララの心の救済をクライムヒューマン的に描きたかった。

どっち付かずの欲まみれの空中分解の脚本になってしまった…
残念な事はどれか一本に絞れば今作以上の出来にはなっていただろうに…
もったいない話だ…

余談ですが作品を見た方には分かるツッコミを、

館長戻ってこんのかい!🤬

ブリーの婚約指輪返すんかい!🤬

逃がすんかい!🤬

何やねんコイツら!🤬

お風呂の温度を下げないための蓋の構図を思い出してしまった😜
お風呂の蓋が閉まって中に閉じ込められる方が今作より怖い😏

①鑑賞年齢40代
②心に余裕鑑賞なし
③思い出補正なし
④記憶明確
黄推しバナナ

黄推しバナナ