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15時17分、パリ行きのka28marのレビュー・感想・評価

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)
3.0
<演出や脚色なしの脚色は可能か>
現実は望もうが望まなかろうが、あるようにあり。なるようにしかならない。

必然のようにも描けるし、偶然とも言える。そのどちらにも寄与しない創造行為(create)は可能か。

…かなり恣意的に見えたのは気のせいか?
実話である。当事者や関係者が演じる。
何もしていませんという意図。



[備忘録 メモ]
フィクション。メタフィクション。
>ノンフィクション。
リアリティ→現実性。

つまりは現実ではない。写真でその事実を写し取ったとしても撮影者がアングルで切り取った部分でしかない。ましてや映像として描く。そのものは再現不可能。さらに何と何を編集するのか。何をどのように映し出すのかは作者の意図が脚色なしだとしても反映されてしまう。
…だとすれば。実話であろうが、その当事者であろうが、どれだけノンフィクションとして扱かおうが恣意性は排除できない。
[IN_D]
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