アメリカ人に
とって巴里は
愛の街なんだろう…。
ポール・ニューマン
ジョアン・ウッドワード
のご夫婦共演の
ラブ・コメディ(^^)
「パリが恋するとき」
若き日のポール・ニューマンのラブ・コメディ。その1点でかなりレア(笑)。おしどり夫婦で有名なお二人の共演作品は何本かあるのですが…こちらは見ている方が気恥ずかしい程のラブラブなコメディですね。
NYのデパートの凄腕ファッションバイヤーのサマンサ(ジョアン・ウッドワード)。愛称はサム。仕事一辺倒で見た目も男の子の様な彼女は社長達とパリへ買い付けに向かう飛行機内で1人の男に出会う。彼の名はスティーブ(ポール・ニューマン)。彼は上司の妻に手を出してパリに飛ばされた新聞記者。パリで2人は再び出会い…。
当時のファッション界と協力し、色鮮やかなパリのファッションと風俗と共に綴られる、お硬い女性が娼婦と嘘を付いて、プレイボーイに恋するお話…、ん?どこかで聞いた様な…。
昼下がりの情事ですね(笑) モーリス・シュヴァリエも本人役で登場しますし(^^)。ローマの休日的でもあり、オープニングはティファニーで朝食をみたいな雰囲気もあって…ヘップバーンのロマンチックコメディの様(笑) ただ…遥かにとっ散らかった感じで更にコメディ色が強い。多分、ビリー・ワイルダーが撮ったらもっと洗練されたモノになってますよ(^^)
2人の配役ありきの作品ですが、お二人共、演技派ですからね。それなりなんだけど似合ってるかと聞かれれば…?ですね(笑) 楽しそうだし、気恥ずかしいけど楽しめます。ただ…80年代ドラマで流行ったラブコメ慣れしてる世代じゃないと気恥ずかしくて無理かも…。
2人の妄想シーンが結構出てくるんだけど、これがコメディ過ぎて恥ずかしい。説明すると…ドラマの逃げ恥。みくりさんの妄想ばりです。ストーリーも80年代のトレンディドラマにも近い。元々それが昔のハリウッド映画のラブコメに影響されてますからね。
ディオールやピエールカルダン協力のファッションの鮮やかさ、テクニカラーに映えて、カラフルな撮影も楽しめます。オープニングもフランク・シナトラが歌い、映像もお洒落です。
ポール・ニューマンはやっぱりカッコいい。ブルーアイズが光りますが…眼光鋭いのがコメディには合わないのかな(笑)。実は奥様のジョアン・ウッドワード目当てで見たんです。テキサスの5人の仲間でファンでしたからね。ただ…遥かにそちらが上(笑) この役はヘップバーン向きですから…。勿論美人だし可愛いんですが。
余談ですが…フェミニストの方にはあまり向かないと思います。いくつか今では表現が引っかかりそうです。まぁコメディですから許して欲しいですけど。
ニューマンの作品ではレアで一応DVDは出てるんですが、私買い求めました。ニューマンファン、古き良きラブコメ好きな方は機会があればご覧下さい(^^)