ゴン吉

釣りバカ日誌20 ファイナルのゴン吉のレビュー・感想・評価

釣りバカ日誌20 ファイナル(2009年製作の映画)
4.0
西田敏行主演の「釣りバカ日誌」シリーズの第22作目にして最終話。
西田敏行が主演、三國連太郎、浅田美代子らが共演、ゲストヒロインは、松坂慶子と吹石一恵。

ハマちゃん(西田敏行)は釣り仲間のスーさん(三國連太郎)が会長を務める鈴木建設の平社員。
不況の影響を受けて鈴木建設も業績不振で、会長のスーさんは報酬を全額返還すると宣言。
そんな折、ハマちゃんは釣りが縁で2億円の大口の仕事をゲットする。
会長賞と特別休暇を貰い、スーさんの知り合いの料理屋で食事をする。それがきっかけでスーさんと二人で料理屋の女将の娘が獣医をしている北海道に出かけることに。
ハマちゃんは北海道の伝説の淡水魚イトウを狙うが…… 

不景気や遺産相続などの当時の社会問題を織り込みながらも楽しくストーリーが展開します。
スーさんの専属運転手は個人タクシー運転手に転職し、不況の中でも資格を取得して前向きに生きる高齢者を好演しています。
賽の河原や三途の川の渡しの世界観がユーモラスに描かれており、”賽の河原の唄”や三途の川での”奪衣婆の唄”などクスッと笑えます。
ラストでのスーさんによる会長退任スピーチからエンドクレジットの出演者による閉幕挨拶は感慨深い名シーンで心にささります。
「鈴木建設は永久に不滅です!」 
 
本作の釣りは、カヌー釣りや三途の川釣り、渓流のオショロコマ、川釣りでの幻のイトウ。  

2023.3 BSテレ東で鑑賞
2021.9 BSテレ東で鑑賞
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