ニュージーランドの先住民マオリ族の仲良しファミリーのうちの娘さんがどうも呪われてるらしいという事で、家族でマオリ式悪魔祓いで救ってやろうと頑張った結果殺してしまったという、ドキュメンタリー&再現ドラマ
映像自体は淡々と作られてますので、事件に興味が無いと少し退屈かなと思いますが、クライマックスは「マジか、、、」ってなりました。
日本でも過去に和歌山かどこかで、宗教的理由から餓死している家族が発見されたという事件がありましたが、信仰とリーダーに逆らえない集団心理などで、人はどんどん闇に飲み込まれてしまう事があるという事実が恐ろしかったです。
余談ですが、いわゆる「変わり者」これらの人たちが淘汰されないのは、集団心理に染まりにくい性質があるからだそうな。
その時代の誤った常識に流される事無く、真実を見つける能力があるのでしょう。
坂本龍馬なんかはそのすごく良い例ではないかなと思います。
話が逸れ過ぎましたが、この事件は、いつ自分が所属している集団や、隣の家族、または家族や友人が巻き込まれてもおかしくない側面を含んでいて恐ろしかったです。
信仰に限って起こる事ではないと思うからであります。
****ネタバレ****
・対のライオン、100年連れ添ってたのに離れ離れにさせたからって、実はめちゃ新しい物だったとか悲し過ぎ。
・水をがぶ飲みさせて陸で溺死って、それを聞いただけで現場の凄まじさが想像出来るほど
・儀式をやめようと言えば、自分も悪魔に憑かれたと思われるという恐怖
・父親が真剣に助けようとしているという、説得しようのなさ