このレビューはネタバレを含みます
凄い良かった。
将来を期待される 能楽師。
若気のいたりと傲慢から按摩を自殺に追いやり父である師匠に謡を禁じられ、勘当されてしまう。
その按摩の娘が貧しさから芸者になって客を取らず、三味線も弾けず苦労していることを知り、せめてもの罪滅ぼしに娘に7日間だけ禁を破って早朝、舞を教える。
木漏れ日溢れる林の中で二人が舞を稽古するシーンはほとんど台詞はないがずっと観ていたくなるシーン。娘が舞を修得し、主人公は名も告げず、立ち去る。
ラストは全員が再会するハッピーエンドが待っている。
娘役の山田五十鈴が美しい。
約80年前の日本映画。