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シリアからの叫び/シリアの悲痛な叫びのSohのレビュー・感想・評価

4.2
ダルアーから始まったシリアにおけるアラブの春。そのきっかけとなったのは、政府批判の落書きをした少年たちが非人道的な拷問を行ったことである。革命を志す民衆には気概を感じた。しかし政府の弾圧は強く、シリア内政は混乱を窮めていく。政府軍と対峙する自由シリア軍。中心となったのは政府のやり方に反発し政府軍を脱退した者たちである。そこにヌスラ戦線やISが介入し泥沼化していく。現代シリアの複雑な状況が時系列で分かりやすく描かれており、映像も所見のものばかりで非常に情勢を把握するのに役に立つものである。
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