ゆうゆ

僕のスウィングのゆうゆのレビュー・感想・評価

僕のスウィング(2002年製作の映画)
3.9

日記に綴った 少年のひと夏の
瑞々しい経験と
高揚したあの時のよろこびは
ブルーの瞳に焼きつけて、、

上質な音楽との出会いや
新たに吸収されていく
知らなかったことのあれこれ、
おばあちゃんの独白と切ない歌声。
静かに終わりを迎えた夏の日
黄色い花房を口に含んで微睡む
情熱的な黒い目の少女の笑顔に夢を馳せ
ほのかな初恋の記憶は
いつかの淡い思い出へと変わり
時折彼の胸をくすぐるのだろう




そっとおやすみ 少女よ
空も大地も恐れずに
その体を大地にあずけて
花や木々から立ちのぼる
緑の香りに身をゆだね
波打つ光に包まれて

さあおやすみ 少女よ
空も大地もおそれずに
花の咲き乱れる すてきな庭園へ
体はここに置いて 遠くまで行こう

さあおやすみ 少女よ
何も怖がることはない
空も大地も怖くない
おやすみ かわいい子

この日よけの下に来て
僕の腕の中でまどろんで
太陽がすぐにやって来て
2人に光の愛が育つだろう
お眠り 僕の腕の中で
おやすみ かわいい子

この日よけの下に来て
おやすみかわいい子
君のパパもやって来る
太陽の一片を連れて
君にとって彼の目は
冬のショールの暖かさ
おいで いとしい少女よ
輝く黒髪をなびかせて
君を愛す者はキスをして
君を見る者は栄えるだろう
さあおやすみ 少女よ




2022-171
ゆうゆ

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