台湾のボーイズラブ系の映画3本がレンタルに並んでいたので全部借りて見ました。
昨今流行りのLGBTQとは全く別の場所にあるボーイズラブ映画。
日本には昔からあり、細々と映画が作られ、公開されております。
しかもお客さんめっちゃ入ってるし物販も売れている・・・これはかなりの市場だと思っておりまして、研究しがいがあるな、と。
しかし!このジャンルは日本だけのものではなかったのですね!!
まずは一本目。
これは兄弟もの。
親の再婚でひょんな事に兄弟になった。二人。
真面目なお兄ちゃんとアイドルで自分勝手な弟のコンビ。
エロいシーンはありません・・・。
ちっ!
その辺、日本のとほとんど一緒ですね!
この映画の魅力は何と言ってもお兄さんの友達で生粋の腐女子a.k.aハドソン夫人ことモンモンちゃん。
眼鏡っ娘でアイドルが義兄弟に?!と聞いた時から「昨日の夜はどうしたの?」とぶっこんでくる上「私を家政婦に雇ってよ!」と言い出し、2人を題材にした薄い本a.k.aBL小説を書き出すww
ねっ?!ハドソン夫人でしょ?!
このハドソン夫人のキャラが強烈に良くて、もうぶっちゃけ私たちの友達です!!ていうか私たちです!!!
お互い性格の全然違う二人は最初は反発し合うが、大学が一緒のため、勉強を教えたり、一緒にご飯を食べたり遊んだりしてゆくうちにお互いを理解し、そして惹かれてゆく・・・。
弟は一度気持ちを確認したら猛烈アプローチ!お兄さんは兄弟なこと、アイドルの弟に自分が釣り合うのか?という普通の悩みで一歩踏み出せず・・・。
多分、お兄さんの方は普通にゲイで、弟はお兄さんのことを好きになった、って感じでした。
なのでわりと話は王道ですね。
しかし・・・この映画の魅力は本当にハドソン夫人です!!
ハドソン夫人は最初から最後までまったくブレず、夫人曰く弟が攻めで、王子攻め→腹黒攻め→傲慢攻め→弱気攻めといったようにその日の相手のテンションで設定を変えて楽しまれていました。
そしてなんとなく相手が気になるけど、行動にはうつせない2人の・・・引き金を引いたのもハドソン夫人でした。
はっきり言ってこれは反則だと思います。
しかし、このハドソン夫人の気の利いたおせっかいがきっかけで素直になれた弟、そして悶々と考え、結論を導き出せたお兄ちゃん。
お前らなあ!!
ハドソン夫人がいなかったらそうなってないぞ?!
感謝しろよ!
家政婦に雇えよ!!
お礼としてハドソン夫人の薄い本へネタを協力しなさい!!!
と思いました。
とにかく私たちの友達が重要なキーを適切に果たしているので、腐女子の面々には特に!見て欲しい!