らんらん

隣の八重ちゃんのらんらんのレビュー・感想・評価

隣の八重ちゃん(1934年製作の映画)
3.5
服部さんと新海さんのお家はお隣同士で家族ぐるみのお付き合い
服部さんちは女の子だけ、新海さんちは男の子だけの家庭です
女学生の八重ちゃん(逢初夢子)と帝大のお兄さん(大日方伝)はちょっといい仲になりそうなんですが、八重ちゃんのお姉さん(岡田嘉子)が出戻りして来ちゃって、、、

なんか意外とあっさり終わった、結局だれとだれがくっつくとかもなく、お姉さんのその後はどうなったのかもわからず、この辺りはちょっとモヤモヤ

良かった点は微妙な心の動き、複雑な心境をうまく出せてると思う
映画館や料亭、タクシーの中での4人それぞれの思惑、やりとりが良かった
特に姉妹間の女同士の微妙な空気感がよく出てる
八重ちゃんは私って子供ね大人なお姉さんには敵わないわってしょんぼりするし
お姉さんはお姉さんで無垢な八重ちゃんを羨ましがる、岡田嘉子って初めて見たけどうまいですねー
逢初夢子は、、、ツンツンしてる感じは様になってる
けど「安城家の舞踏会」とか「銀座新地図」なんかのスレた役の方がイメージって感じ

あとは出番は少ないけど高杉早苗がすごい可愛かった!めっちゃ脇役なのにジャケ絵にまで出てくるかわいらしさ
ヒロインとしての魅力は高杉早苗のほうが上だと思う、けど高杉早苗の八重ちゃんだと大人しすぎるかもね
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