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007/ノー・タイム・トゥ・ダイのRockoのレビュー・感想・評価

3.8
ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンド役として主演する最後の作品『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』
台風の中トラックの水しぶきを浴びながら運転して観に行き入場者特典のキーチェーンGETして来ました!
ダニエル・クレイグ主演シリーズは過去に一通り観ていたのに復習する時間がなく、ところどころ話を忘れていたせいで物語の節々にある場面がすぐに理解できなかったのが痛いです。新作をより楽しみたい方は公開前にシリーズ再鑑賞をオススメします。

●感想●(楽しみにしてる人は読まないで)
オープニングで既にショートフィルム完成版を観終えたほどの満足感!
ダニエル・クレイグは最後のボンド役として間違いなく満点!!
バイクアクション、カーチェイス、ボンドカー、銃撃戦や様々な角度から映すカメラワークや美しいヨーロッパの映像と楽しさテンコ盛りで緊急事態宣言明けの10/1公開がピッタリの爽快感。

スーツ姿のジェームズ・ボンドも釣りでもしかめっ面のダニエル・クレイグが最高。
ボンドガールの1人を演じる女優アナ・デ・アルマスは女の私でも惚れてしまう美しさでドレスアクションがたまりませんでした。

2時間44分の上映時間は見せ場がたくさんあるので体感的にはそんなに長くは感じないものの、ストーリーを楽しめたかというと微妙。。。
硬派な007に現代に合わせたような家族の物語があまり好きになれず、子供の出し方とかストーリーへの絡め方が雑。
新たに脚本家に加わったフィービー・ウォーラー=ブリッジ抜群の現代センスでドラマの製作指揮は大好きなんですけど、007の古き良き作風にひょっとして手を加えましたか?ボンドが女性の扱い方を変えたのはポリコレ的観点でしょうね。
序盤から中盤が超面白かっただけに後半の失速感は残念でした。
監修がついたとは言え、戸田奈津子大先生の字幕も分かり辛くて微妙でしたよ…

ラミ・マレックは悪役のインパクトはよかったけど、ボスキャラにしては薄かったし、色々と思うところはあるけれど、ダニエル・クレイグ最後のボンドを劇場で観ることが出来てよかったです。
バッシングを跳ねのけて大成功した6代目ボンドは本当にカッコよかった。お疲れさまでした!!

※エンドロールは全部観終わってから席を立ちましょう。
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