このレビューはネタバレを含みます
某映画解説のブログを先に読んでいて
ずっと気になっていた作品
ブログ内容は娘が憑依してとか
署長が犯人だとかなのでまあ話半分に見た
署長の自殺は犯人説を置いといても
この細かな描写を行う作品の中では
とても違和感が残った
完璧に平和を取り繕っていた街に
死の直前に看板が立って
新任の黒人署長が来て
自分の理想の世界が
作れないと分かった時点で
楽しむだけ楽しんで死んだからか
署長の悪どさだけが際立った
ミルドレッドへの喜捨に見せた
恩着せがましい手紙付きの看板代
彼女に恩を着せた事で自分は善行をしたと
感じる為に過ぎないし
けど一人の女のせいで連鎖した自分の理想の崩壊だとして
自殺するだろうか
となるとやっぱりブログで見た犯人説が過ぎっちゃう…
いずれにせよ残された人々は許しの防波堤を築いて
なんとか互いを理解する第一歩を踏み出して
一つの目標に向かって共に進む事になる
明るいような、暗いような
けど思ったよりもモヤモヤが残らない終わり方だった
監督は誰を犯人として描いていたのか
教えて欲しいなぁ