ドスティ

ある女流作家の罪と罰のドスティのレビュー・感想・評価

ある女流作家の罪と罰(2018年製作の映画)
4.0
伝記作家リー・イスラエルの実話を、悲劇と喜劇の狭間にあって哀愁漂う映画にしたマリエル・ヘラー監督がスゴい。

犯罪者の人生を消費し、面白ければ真贋に拘らず楽しむ事への風刺が効いた脚本も秀逸。

人より猫を愛する性格の悪い中年女性の主人公に共感してしまう。
成り済ました著名人への敬意は持ち、文才を認められ歪んだ達成感に浸る姿が切ないメリッサ・マッカーシーの演技は素晴らしい。

相棒リチャード・E・グラントの不良英国紳士ぶりも最高。
クィアな友情とほろ苦い結末が味わい深い。
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