雨丘もびり

クワイエット・プレイスの雨丘もびりのレビュー・感想・評価

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)
3.5
「痛ッつ!!」←はい私アウト(*_*;。
なんで声でちゃうかね。うーん、やられた。

危険がいっぱいの社会で、やりかた次第で行使できる行為を教え、無闇にビビってる子供に度胸をつけるお父さんナイス。
丁寧に描かれた親子の人となりから、彼らだからこそ生き抜いてこれたと納得できる。
子作りはマジかって思ったけど、厳しい状況に屈せず、人間の尊厳を諦めずに生きようとしたのかも。

いろいろ我慢してストレスを溜め、自滅した家族が他にいそう。
私だったら笑えない人生はきっと無理だ。

見終えた後も、やたら音に敏感になってる自分が可笑しいw。
なんか警戒心強くなるわー。
声を出さなくても、身に付けてる何かや、うっかり触った何かが、音を出すんじゃないかって、安心できない感じ。

反対に、映画だからこそのズルい所、ツッコミ所は多々あり。
屋根からウサギが落ちてきたときの轟音SEは何?とか、トウモロコシ畑をワサワサ揺らして走るのに無音、とか。
リュックにワシワシ物を積めるときは、やさしいBGMかかってるので大丈夫なんだw

音しか聞こえない生物from地球外。
え?宇宙って真空......生存率低そうなエイリアンだなw。
音の種類関係なく大きい音に向かう習性、なんか簡単に退治できそー(^^;)。
オチはマーズアタックに似てる。

映画に向き合いすぎちゃうと粗が見えちゃうけど、赤の他人同士で映画館で鑑賞したら、ちょっと他にない映画体験だったことでしょう。
劇場でみれた方は幸いでしたね。
みてぜんぜん損はないし、感覚が澄まされる体験は面白かったので、興味がある方にはオススメしたいですo(^o^)o