よっくる

クワイエット・プレイスのよっくるのネタバレレビュー・内容・結末

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)
2.4

このレビューはネタバレを含みます

まず、手話を習っておかないといけないね!
音を立てたら即襲ってくるって設定はちゃんとハラハラできた。
私はカラオケ行かないけど、歌えないのも大笑いできないのも叫べないのもつらいな。地下室でもどんちゃん騒ぎはできないだろうし。
いやー、普段いかに何も意識しないで音を出しまくっているかがわかったのは発見だった。
隣人や下の階の人がこの怪物だったら…と思って生活したら、隣人トラブルや殺人事件がほんの少し減るかもしれない。

気になったのは、冒頭と中盤に怪物が襲ってくるシーンで、どっちもお父さんが爆走してるんだけど、その足音は!?とは思った。裸足だろうとなんだろうと衣擦れの音はするだろう。

この怪物、中盤くらいからどうやら高い音が苦手らしいことがわかる。音の発生源を攻撃していたのは、耳が良すぎて音が嫌ってことなのかな?にしてもたまたま地球に来ちゃってさ、こいつら何食って生きてるんだろ?ただ音がするものを攻撃するだけの人生…いや怪物生。虚しさを感じた笑

ホラーとしては全然怖くないので、クリーチャーの造形が嫌!エイリアンとかプレデターとか無理!という人以外はわりと万人が楽しめる。
出産後の血まみれの手のひらと懐中電灯を拾おうとした時に手を掴まれる、みたいなホラー演出はせんでええやろ!と思わんでもないが、こういう演出はホラー好きにはたまらない笑

あと、怪物が赤ちゃんのすぐそばまで来て、お母さんがそっと抱き上げるシーンはドキドキした!
設定は全然違うけど「日本昔ばなし」の子取りを彷彿とさせて怖かった。
それから、怪物とは関係なくサイロは怖いよ!怖さの種類が違ったよ!!

ちなみに、個人的には、エミリーが妊娠していることについて「子どもを作るな」みたいなコメントはナンセンスだなぁと思う。映画としてハラハラする見どころとして出産シーンを入れたにせよ、どんな世界でも生きていく以上現実を受け入れなくちゃいけないし、覚悟を持って愛し合う2人がいて良いじゃない。そういうもんだろ。まあ、産まれた子どもが喋るというコミュニケーションが少ないことで言語や知能の発達的なのはどうなるんだろ…ってとこは気になっちゃった。

ラストシーンの高音&銃であいつら殲滅してやんよ!!!と言わんばかりの強い女2人はめちゃくちゃ良かった。

あ、クギはあらかじめどうにかしておけ!笑
よっくる

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