このレビューはネタバレを含みます
もっとジャンルよく確認しとけばよかった…
奇抜で難解な構成とハイセンスでアートな演出が織りなす実におフランスらしい作品。
初手こそ、その不思議極まりない設定と世界観に引き込まれたが中盤のじっくりねっとりな恋愛模様で『ウヴォァー』ってなった。
なんで自分はこんなに恋愛物が苦手なんだろう。果てしなくどうでもいいと思ってるからかな?
序盤のニモ出生前のシーンで神の力を持った少年の話、とも思えるし、ボケボケ老人の戯言、という風にも思える。
まぁアートに近い作品なので、理解しようとするよりも触れて楽しむ方が良いかもしれないですね。
未来のセンスや廃墟を巨大な足が踏み潰すシーン、海を切り取って運ぶヘリ等、芸術性の高い表現も多く心を惹かれますが、中盤の長ったらしい恋愛模様がちょっと自分には合わなかったな、って1本でした。