やまつ

空のハシゴ: ツァイ・グオチャンの夜空のアートのやまつのレビュー・感想・評価

3.5
国立新美術館の展示でドキュメンタリーの存在を知った!
爆破のアート?攻撃性を持たないのか?と最初は疑問だったが、根底にある「宇宙との対話」を万里の長城延長プロジェクトで実現しており合点が行った。すごく壮大で荘厳で時を超えるインスタレーションだった。

最後のスカイラダーで、「炎や光が綺麗」ではなく「音がいい」と喜んでいた。冠婚葬祭の爆竹文化は破裂音≒拍手なのかもなと思った。拍手しながら空に上る無数の光は、正に魂の祝福なのだろうな。

一方、商業主義を否定しつつも政府の援助は受けるし、金がかかるスカイラダーは何度も続け…という資金調達と創作の間の葛藤をもっと知りたかった。地元の方とのコミュニケーション上手い人というのはよく分かった。
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