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鹿の一年のyuraのレビュー・感想・評価

鹿の一年(1995年製作の映画)
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知恵袋でたぶんこの作品?を探してる人がいて、ストーリーを読んでから気になってた。ついに回答をつけてくださった有識者の方現る…!

5分のアート系アニメ。油絵の力強いタッチと鹿の生き生きした動きが合ってます🦌

冒頭の自然のカメラワークがなめらかに移動していくのがすごい。

弦楽のbgmが心地よいけど滑稽で、このブラックジョーク感を際立たせてる。

友好的な友達だと思って油断してはいけない。
人間の躾によって生き物は野生を失う。
皮肉にも野生動物たちの孤高の美しさを。
そんなシンプルな教訓が込められてるけど、この外の野良犬が安全に見える鹿の目線が伝わる。若干ピントがボケる感じが油断の気持ちの反映。

おじいさん、野生の鹿の群れから鹿くん1匹生け捕りにして何したかったの…?犬くんに友達を作りたいのか、はたまたおじさんは鹿ハンターでそのスパイとして利用しようとしたのか、にしても棒で叩く躾は倫理的に苦手です…。

これが昔どこかのテレビで放送されたらしいけど、今も誰かこんなアート系ショートフィルムを海外から持ってきて放送してくれないかなぁ。
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