タイムループに囚われた男の運命を描くSFスリラー。
B級感たっぷりだが、ループに囚われた意味とそこから抜け出す方法が明確に示されていた点は良かった。
ループする内容(ストーリー)も悪くないと思う。
ただ、ループの設定があまり良くない気がする。
劇中で主人公は3回ループするのだが、2回目の時点で1回目のループの記憶を部分的に保持しているのは良くなかった。
劇中1回目のループで、すでにこの世界がループしているのがハッキリと描写されている(劇中1回目よりも前からループが続いてる)にもかかわらず、なぜこのタイミングで〇〇なのか。
ちゃんとした理由が欲しい。
ループでバタフライエフェクトが起きたり、起こらなかったりするのもどうかと思う。
あなたは絶対2回見る！という謳い文句通り、初見で理解するにはかなり複雑な内容だった。
ただ、2回見ると、ちょっとここおかしいよね？ってシーンが多過ぎる。
あまり親切な作品ではなく、このおかしなシーン全てをSFということを考慮に入れつつ、辻褄を合わせるのは自分には不可能だった‥‥
SFスリラーは大好物なんですが、唯の粗なのかそこに見落としている重大な何かがあるのか判断しかねる作品は評価に困る。
まぁこのループの粗が粗でないのなら、たいした映画だと思います。
