このレビューはネタバレを含みます
ベタなループモノではあるが、最後まで飽きることなく視聴できる。
単純に観ても面白い。
やはりループは最高の映画教材である事を再認識させてくれた作品。
考察してみると、
最後のループ脱出と思わせる夫婦水入らずのシーンから、最初に繋がるループ発生…といったエンディングであった。
エンディングで妻が主人公の手の甲に書いたループマークが映画冒頭で主人公が消した手の甲に書かれたループマークと
一致していることからそう考察できる。
ただ、ここで風呂場で死んでいく主人公(仮)が主人(本体)に投げ掛けた言葉を思い出す。
『あの女を殺せ』
『さもないと終わらないぞ』
このセリフから、なんらかの方法で妻があえてループを作っているのではないかと考察した。
動機は夫に愛されている瞬間を繰り返したいとか実は流産していて、流産しない未来をつくりたいが為とか
方法は手の甲のループマークだろう
だから冒頭で消したのだろう。
風呂場で死んだ主人公(仮)はもっと先のループも体験した結果、主人公(本体)に伝えた。
もっと言うと、妻を大切にしない主人公(仮)達は妻を殺す為にループしているのではないか。
何度もループしている妻を殺したい組と
新しくループに参加した妻を守りたい組が交差してひたすらループしていく…
そんなカオスな世界だったのではないか
と考察した。
分かりにくいところが多すぎて、考察するのが楽しかったので好評価。