CBI(中央捜査局)VS詐欺グループ。
実話を基にしたクライム活劇。
あまり前情報を仕入れずに観た方がいい作品。
詐欺グループの手口が大胆かつ緻密で、こりゃ騙されても仕方ない。
この詐欺グループが巧妙なのは、心にやましいことがあるだろう人を狙っていること。
やり方が日本でちうマルサくらい容赦ない。
惜しむらくは下手に恋愛要素を入れちゃったことかな。
実話を基にして話を膨らませたフィクションとはいえ、もっとガッツリ犯罪メインだけにした方が作品として締まったと思う。
アクシャイ・クマールの堂々たる演技は相変わらず。
アヌパムさんキリッとした時とへなちょこなシーンのギャップはさすがベテラン。
以下、ネタバレあり。
実際にあった事件はラストの宝石強盗。
映画では工房が狙われるけど、実際には宝石店に捜査と称して乗り込み、宝石などを奪っていったんだとか。
映画でも描かれる新聞広告での募集、面接も本当に行われたらしい。
しかも事件は未だに解決されてないという。
凄いことを思いつく人もいたもんだと思うけど、映画でも言及されていたように、犯人はCBIの捜査に精通していた。
アクシャイ・クマール演じるアジャイはCBIに憧れたけど落とされた設定だけど、あながち間違いではないのかも。
もしくは元捜査官とか、内部の人間が関わっていたのかもしれない。