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コクウのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

コクウ(2017年製作の映画)
4.3
会社の物陰でメイクを施す朋美(戸田真琴)。その目元にはセクシーなホクロがあった。朋美は闇金からの借金返済の為、街で客を引いていた。そんな朋美はいつも、身支度をする客にポイントカードと称し、カラダの好きな場所にアイライナーでホクロを書かせていた。そして客が去ると、印の上からボールペンを強く押し付け、苦痛に顔が歪むー。こうして彼女の身体に増えていく戒めのホクロ。そんなある日、大学時代の先輩であった潤と街で偶然再会し自然な流れで交際が始まる。一方会社の会議室では、朋美と仲が良い結衣(とみやまあゆみ)に社長子息の正彦が、朋美の裏の顔を暴くべく結衣に詰め寄っていたのだが…。 
朋美が体を売る理由、ほくろに込めた意味、潤に頑なに体を見せなかった理由が明らかになり、幸せから一転衝撃的な結末に雪崩れ込む中盤からクライマックスの展開が絶妙で切ないし、朋美と結衣の女の友情と朋美と潤の幸せがピュアだけにラストのオチがほろ苦く、石井隆のロマンポルノ映画のような切ない後味があり、暗い過去を背負った朋美を演じた戸田真琴の演技とセクシーシーンが印象的なセクシーラブストーリー映画。
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