このレビューはネタバレを含みます
シュタゲで知られる科学ADV、その第四弾であるCHAOS;CHILDの劇場版で、アニメ版にとっての完結編。原作にあたるゲーム版は今でも忘れられない大好きな作品で、個人的にかなりの思い入れがある。
本作は、原作で言うところのsilent sky ENDを映像化した物で、渋谷を舞台にした連続猟奇殺人事件と、''とある妄想''により翻弄され続けてきた主人公の最後の決断と結末が、ヒロインの視点から描かれる。
ファンの間で半ば黒歴史的扱いを受けているアニメ版同様、まったく尺が足りておらず、原作ファンとしては残念なデキと言う他ないが、とはいえ、あの長さを短く纏めろと言われればこうなるのも仕方がない気がして、あまり酷いことを言う気にもなれない。そういう意味でも、原作クリア後とは別の意味で泣きたくなる作品に仕上がっていると感じた。
