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ウルフ・アット・ザ・ドアのRAMPOのレビュー・感想・評価

ウルフ・アット・ザ・ドア(2016年製作の映画)
2.2
まぁ胸糞もいいとこ。
一方的な暴力。人間というものの持つ底知れない恐ろしさ。残酷さ。
こんな目にあったら怖いだろうとか、そんなレベルじゃなく、ひたすら被害者が可哀想で、ひたすら逃げ惑うだけの行動に苛々が募る。
こんなのはホラーではないし、サスペンスでもない。そんなつもりで観てしまった自分が悪い。

逆光のシルエットはまだしも、ボカしたり、半身しか映さなかったりというカメラワークによる犯人達の顔を見せない演出がされてるが、その演出いるか?
ある日突然、見知らぬ他人から家族や友人が目の前で殺される。無差別に無慈悲に無造作に。それが実話ならなお、下手な演出は真の恐怖ってか、現実に起こった出来事の異常さをデフォルメしてしまい、不要なんじゃないか。

あと、これ実話だから仕方ないが、フィクション前提のスラッシャー映画全般にいっつも思うのは、多少なりと反撃の機会を得たなら、なぜ徹底的に相手の息の根を止めないかってこと。
あぁそこまで出来る人なんてそういないから、こうした物語が成り立つのか。
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