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母という名の女のnanaのレビュー・感想・評価

母という名の女(2017年製作の映画)
3.2

母親になりきれない女と稚すぎる妊婦の娘。

親の庇護の元、17歳で妊娠してしまうバレリア。
相手のマテオも17歳。
若すぎる結婚をするが二人では生活もままならない。

手伝いに来たバレリアの母親のアブリルは、産まれた子供を勝手に養子に出してしまう。

子供をとりあげられ、養子縁先を教えられず病んでいくバレリア。
慰める夫のマテオを連れ出し、「二人だけの秘密」を仕掛けるアブリル。
“養子”これには思惑があった

全てに独占欲。
孫がかわいいから取り上げる。
酷すぎる。
何故娘にここまでの事ができるのだろう?
誘拐にならないの?って思ったけど、それ以上にアブリルの仕掛けてくることが怖い。

よっぽど娘が憎いのかと思うが、こういうタイプは「境界性パーソナリティ障害」と呼ぶそうで、異性には極めて魅力的で自分の欲しいものには激しい。

こういう人に関わったら逃げ出すしかないとか。

…どこまでも女。
全てを娘から取り上げる様は鬼畜のようだった。

マテオ
優柔不断で済まされないバカか…情も深いんだろうけど。

恐ろしい不条理。

こんな母親(女)と男は嫌だ
nana

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