かおる

英国総督 最後の家のかおるのネタバレレビュー・内容・結末

英国総督 最後の家(2017年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

インド独立の際の最後の総督となった、マウントバッテン子爵のインド独立までを描いた作品。


ここらへんの話には全然詳しくないので何も考えずに観たら…辛かったです…こんなに大変だったんですね。

悲しいことがたくさん起こってしまったけど、結局悪いのはイギリスだと思う。植民地ってすごく傲慢。大虐殺つらすぎんか…
パキスタンとインドを分けたのも、利権のため。ソ連に負けないため。
こんなふうにならなければ、ヒンドゥー教徒とムスリムが対立することもなかったのに。大国のやることなんてそんなもん。碌なことしない。いきなり国境線が引かれて国籍を選ばされて…すごい話、としか…

マウントバッテン子爵は良いように使われたわけで、彼がインドを愛してどうにか着地点を見つけようとした努力は何のためだったのか。
チャーチルが決めてしまっていた、と言う部分は裏付けがないようですが、もしもそうなら酷い話。

ただ救いは、この事実が世に出ていることだと思います。
その後子爵たちはどうしたのかな…

ジートとアーリアの話は映画〜!!って感じだけど、そのくらいの救いがあって良いよね…良かった…パパは亡くなっちゃったんだろうな。悲しい。
かおる

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