インフィニティ・ストーン求め宇宙を回るも手がかりを得られず、戻ったアスカルドで弟ロキと再会しドクター・ストレンジの手引きで兄弟で父の死に立ち会ったソー。直後に復活した実姉で死を司る女神ヘラの襲撃で故郷を奪われた彼が、ロキそして放浪していた超人ハルクと共にチームを組んで最強の敵に挑む様を描いたヒーロー映画です。
マイティ・ソー三部作のフィナーレを飾る、俳優にコメディアンと多方面で活躍を見せるタイカ・ワイティティが監督を務めたスペース・ファンタジーで、シリーズ名物の地球人組が登場しないのは残念ですが、コメディ路線を踏襲しつつもより派手な展開をテンポよく綴ってアベンジャーズ最強候補のソーによる力強いバトルを描いています。
古典的なハンマーという武器が故に強さが映画的に伝わり辛い彼でしたが、強敵ヘラとの戦いとヘラ戦敗北後に訪れた闘技大会の惑星サカールでのもう一人のアベンジャーズ最強候補であるハルクとの見ごたえあるバトルの中で覚醒。新たな武器探しも楽しく、シリーズのクライマックスを前にして存分にその力と魅力を発揮している一作です。
