すいかのたね

ゴジラ×メカゴジラのすいかのたねのネタバレレビュー・内容・結末

ゴジラ×メカゴジラ(2002年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

ゴジラ-1がアカデミー賞を取ったので、ちょっと旧作も観ようかなということで観たことなかった機龍が出てくる作品を視聴…。
過去作で見たこともあるキャラが複数出ており、懐かしさを感じましたが…アレ~?正直思ってたより話が雑でした(笑)。過去見たゴジラは所謂平成シリーズを子供の頃にでしたが…こんなモンだったかな?

ストーリー
『芹沢博士がゴジラを倒してから数十年…何と2体目のゴジラが出現!さあどう戦うか…ということで、過去倒したゴジラの骨と日本の技術を結集しメカゴジラである機龍を創り上げる!!頑張れ機龍!!!』が大筋の話。
…なんですが、初出撃で機龍は暴走して日本を破壊しまくってしまうという…この暴走シーンは正直要らなかったんじゃないかなあ…作中で『ゴジラと共鳴して暴走した』とは言われてましたが、結局どういう対策を打って暴走させないようにしたか不明でした…機械兵器に暴走はあるあるだよねって感じしかなく、それやっちゃうと『やっぱ兵器としてダメだな』って感覚が拭えないので非常にノイズだったかなあ…。
あと釈由美子のキャラと命の話…これもそれ程深く切り込まず、何となく『命って大事だし、皆と繋がってるよね』で終わらせてしまいかなり残念。この話をするなら、しっかり釈由美子の過去と思いを乗っけて欲しかったなあ~。
…更に最後、ゴジラと完全決着しないのはダメなんじゃないかなぁ。撃退なら初回の出撃でもしてたし…ゼロ距離アブソリュートという超カッコいい技出してゴジラは無傷て…ゴジラシリーズとしては仕方ないのかも知れませんがかなり残念。

釈由美子
結構口数少なくクールなキャラ、演技面で少しだけ周囲より浮いてる感覚があったので、この采配は良かったんじゃないでしょうか。当時も釈由美子が主演ということで話題になってたと思います。やっぱ美人だしこのキャスティングは当たりでしょう。

機龍
見た目はカッコイイ!欲を言うならスーパーメカゴジラみたいにパワーアップ合体して欲しかったなあ…ストーリー的にもそういう機龍強化の方向の方が良かった気がする…。
あと声を大にして言いたいのが「人が乗らなきゃダメでしょ!!」…いや最後乗るし、それを最後に持ってくるのは熱い展開でしたが、最初から乗ってても別に問題なかったんじゃないかな…。

悪くはないんですが、いい話を入れようとして失敗した感覚がどうしてもありました。もっと釈由美子と機龍、その周辺キャラにフォーカスして欲しかったです。
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