北斗星

ボヘミアン・ラプソディの北斗星のレビュー・感想・評価

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
4.5

フレディ役のラミ・マリックの容姿、歯が何となく愛嬌があってかわいいし、チャーミング(義歯らしい)。


そして、あの素晴しく良く伸びる高音(調べでみたらドラムのメンバーが高音担当だったらしいっすね)。
色々な人のミックスの吹き替えも凄かった。


クィーンのことは数曲しか知りませんでした。
ボウイと『Under・Pressure』でデュエットした映像しか観たことがなかったんです。ただ、これは合成らしいんですが…。
前にボウイの動画を色々観てたとき、何となく違和感があったけど…。合成??



精神的な支えだったメアリーとの決別。
自分がゲイだと自覚する。



彼らが段々スターダムにのし上がっていく様はワクワクした。


音楽映画にはよくあるパターンだが、私はこーいう素人が段々有名になってく物語が好きです。



フレディが企画、作詞作曲したオペラのようなアルバムだとか。当時斬新だったんでしょう。

『ボヘミアン〜』はかなりの長尺をラジオで放送。確かすごい反響だった。

『ママ、僕は人殺し』
『罪を犯した』
歌詞に泣けてきます。



イギリスのお屋敷で、毎夜毎夜、無意味で虚しいパーティー三昧の暮らし。


ある夜、惰性で続けてた恋人だった狡猾で愛のない男との関係を切る。


この雨に打たれ号泣するシーン。


本当は独りぼっちだと知っていた。派手なパーティーの日々。多分、私生活はかなり激しく男娼のような生活をしていたんだろう。


そんな生活にもう飽き飽きしていたのかもしれない。
誤魔化し、寂しさを紛らわし…。
とうとう虚構と決別し、自分と向き合おうとする。




だけど、何てスターという存在はこうも孤独なんだろうか?
市井の人々と違い、何もかもを手に入れ持ち合わせてるハズなのに。



『レディオ・ガガ』で涙してしまいました。個人的に思春期からラジオ愛がありまして…。



グループのメンバーがいいですね。いつも落ち着いて見えたリーダーのパーマ頭のブライアン・メイ(実物と姿カタチがそっくりでした)。
ベースのメンバーと喧嘩してませんでしたか?個人的にベースの彼がいいなと。





あと、主役になる予定だった俳優の交替やら、監督がまさかのD・フィンチャーを予定してたけど辞退したり、他の監督が途中で辞めたりとかゴチャゴチャしたみたい…。

まあ結果オーライですね。




ライヴ・エイド。あゝ〜。
涙で画面が見えなくなりました。
泣けて泣けて…。
ワタシも年取ったな〜。


こんなに調子悪いなか、よくこんなショウができたよ。
いつものハイトーンボイスも健在。

最高のパフォーマンス。

やっぱり一流のプロミュージシャンは違うなあ。ただただ感動しました。


声のことは天と運が味方してくれたんだろうな。






映画のクライマックス『ライヴ・エイド』はまるで、夜空に打ち上げられ、一瞬で華々しく散る大花火のようでした。






史実とは色々違うのかもしれないけど、
素晴らしentertainment!!に仕上がってました。
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