フレディ役のラミ・マリックの容姿、歯が何となく愛嬌があってかわいいし、チャーミング(義歯らしい)。
そして、あの素晴しく良く伸びる高音(調べでみたらドラムのメンバーが高音担当だったらしいっすね)。
色々な人のミックスの吹き替えも凄かった。
クィーンのことは数曲しか知りませんでした。
ボウイと『Under・Pressure』でデュエットした映像しか観たことがなかったんです。ただ、これは合成らしいんですが…。
前にボウイの動画を色々観てたとき、何となく違和感があったけど…。合成??
精神的な支えだったメアリーとの決別。
自分がゲイだと自覚する。
彼らが段々スターダムにのし上がっていく様はワクワクした。
音楽映画にはよくあるパターンだが、私はこーいう素人が段々有名になってく物語が好きです。
フレディが企画、作詞作曲したオペラのようなアルバムだとか。当時斬新だったんでしょう。
『ボヘミアン〜』はかなりの長尺をラジオで放送。確かすごい反響だった。
『ママ、僕は人殺し』
『罪を犯した』
歌詞に泣けてきます。
イギリスのお屋敷で、毎夜毎夜、無意味で虚しいパーティー三昧の暮らし。
ある夜、惰性で続けてた恋人だった狡猾で愛のない男との関係を切る。
この雨に打たれ号泣するシーン。
本当は独りぼっちだと知っていた。派手なパーティーの日々。多分、私生活はかなり激しく男娼のような生活をしていたんだろう。
そんな生活にもう飽き飽きしていたのかもしれない。
誤魔化し、寂しさを紛らわし…。
とうとう虚構と決別し、自分と向き合おうとする。
だけど、何てスターという存在はこうも孤独なんだろうか?
市井の人々と違い、何もかもを手に入れ持ち合わせてるハズなのに。
『レディオ・ガガ』で涙してしまいました。個人的に思春期からラジオ愛がありまして…。
グループのメンバーがいいですね。いつも落ち着いて見えたリーダーのパーマ頭のブライアン・メイ(実物と姿カタチがそっくりでした)。
ベースのメンバーと喧嘩してませんでしたか?個人的にベースの彼がいいなと。
あと、主役になる予定だった俳優の交替やら、監督がまさかのD・フィンチャーを予定してたけど辞退したり、他の監督が途中で辞めたりとかゴチャゴチャしたみたい…。
まあ結果オーライですね。
ライヴ・エイド。あゝ〜。
涙で画面が見えなくなりました。
泣けて泣けて…。
ワタシも年取ったな〜。
こんなに調子悪いなか、よくこんなショウができたよ。
いつものハイトーンボイスも健在。
最高のパフォーマンス。
やっぱり一流のプロミュージシャンは違うなあ。ただただ感動しました。
声のことは天と運が味方してくれたんだろうな。
映画のクライマックス『ライヴ・エイド』はまるで、夜空に打ち上げられ、一瞬で華々しく散る大花火のようでした。
史実とは色々違うのかもしれないけど、
素晴らしentertainment!!に仕上がってました。