Meiyang

シェイプ・オブ・ウォーターのMeiyangのレビュー・感想・評価

4.0
魚人きっとキモイなと思って見てたけど、やっぱりキモかった笑笑でもイライザと心通じ合いはじめてからはちょっと可愛くなった。ゼルダをはじめおっちゃんも、アイツを余裕で受け入れるのスゴすぎるやろ…やっぱりオクタヴィア・スペンサーはいい役どころが多い。
赤と緑の対比が面白かった作品。赤の時代は終わり、近未来を象徴する緑が好まれ、食い物にされる世界。でもやっぱり赤は人を殺しつつも繋げる血を象徴してて、そういう意味で面白い役割を担ってた。最後のシーンで泣いたけど、きっとダメなんだろうなぁ…超能力があったらストシンのマックスを生き返らせるイレブンみたいにちょっとしける。笑
米ソ冷戦時代の異種混交モノで、その恐怖を強調するんじゃなくて受け入れるような姿勢にフリップしている。意図はわかりやすいけどシンプルに新しい作品だとは思った。
イライザが声を失っているのはもちろんアンデルセン人魚姫を想起させるし、キスで水中での生命を獲得するのも同じ。エンドロールには魚人のことがAmphibian Manと書いてあって、両生類の人ということらしい。狭間の存在である彼がなぜ男性である必要があったのか、難しい。あえて性器の有無を強調すると男性性もかなり強くなるから、本来なら恐怖に繋がるはず。でもそうじゃない。ということかね…
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