1960年代にテキサス大学で起こった銃乱射事件のドキュメンタリーアニメ。
実写と、実写を加工したようなアニメーションが特徴的。
いまはスマホのアプリでも、写真を絵画やアニメーションのように一瞬で加工できますが、この作品はそうやって加工しているのか、動画をトレースしているのかどちらかのように思えます。
むしろ、これを写真や動画の参考なしにアニメ化していたらとても凄い。かなりリアル寄りのアニメーションです。
犯人はテキサス大学にあるタワーのてっぺんで籠城し、通行人を次々と狙撃。
このドキュメンタリーでは、卑劣な犯人が大量殺戮を行う中、多くの勇敢な人達がいたことがわかります。
その場にいる人々は誰しも自分が死ぬことを想像したでしょう。けれど、危険を顧みず、打たれて地面に倒れた人を助けたり、一市民が警察に協力して犯人を止めたり。
現在のインタビュー映像で、
撃たれてお腹の赤ちゃんを失った女性が、はっきりと「犯人を許します」と言ったのが印象的でした。