『Free!』2期の劇場版総集編
『Timeless Melody』の2作目である『約束』は仲間との絆を大切に築いていく松岡凛の視点で描かれている
「いつか親父のようになりたいと思っていた...
あの日々がいつまでも続くと思っていた...
いつまでも続いて欲しいと思っていた...」
お父さんとの思い出から物語は始まり、凛と江がお父さんを大好きに思っていた様子がたくさん伝わってきて、お父さんを亡くした悲しみが痛いほど胸に刺さった
「突然世界が変わった
こころが、こわれた
ただただ悲しかった 心が痛かった
でも、支えようと思った
強くなきゃいけないと思った
父が、そうであったように
俺は、1番じゃなきゃいけなかった」
ここのアニメーションは凛の苦しい気持ち、痛い気持ちが本当に伝わって悲しい
お父さんみたいに家族を支えるように、
だれよりも強くなろうとする意志が強かったのね...
中学時代、オーストラリアでの奮闘と共に
『ハイ・スピード』の遥たちの回想を描かれていて、みんなそれぞれが悩み、苦しみ、もがいて成長してきたを感じたけど、遥たちも描いていることで凛の孤独と哀しみをより強く感じる
回想は地方大会の凛と遥が仲直りするまでが描かれていて、やっぱりこれまでの苦悩や葛藤を観ているからこそ凛が泣くところは自分も感極まってしまう
「俺は過去も今も
仲間に助けられて、支えられて
ここまで来ることが出来た
仲間あっての俺なんだ
もちろん夢は大切だ けど仲間と泳ぐことが
俺にとっての力の源なんだ」
孤独な想いをたくさん経験してきた凛だからこそ仲間と泳ぎたい気持ち、最高のチームを作りたいっていう気持ちの強さに胸が温かくなる、そしてそう思えるようになって本当に良かったなって
宗介の入学して来た経緯、凛への想い、水泳への想いを理解した上で、リレーに出たいって凛にいうシーンを観ると感動がさらに増す
現実感といい苦悩の重さといい、凛と宗介への感情移入度合いはFreeの登場キャラの中でもトップで、特に宗介が肩のことを凛に告白するシーンから4人でメドレーを泳ぐまでの流れは本当に涙必須で号泣
「治らねぇなんて誰が決めた
故障がなんだよ
勝手に自分の可能性潰してんじゃねぇ
待ってる...お前が戻ってくるの待ってるから」
この後の「お前ならそういうに決まってるよな」でやっぱり凛の1番の理解者なのは宗介なんやなって、宗介がまた夢に向かって進んで欲しいと心から願っている
『絆』に続いてED後に郁也が描かれていたし、旭を描かれていて、これはアニメ3期への期待が増していく...!
そしてそれぞれが新たに歩み出した一歩
はるちゃんの言葉で映画は幕を閉じる
「二十歳過ぎればただの人 いつか
この日々を懐かしく思い出す時がくるのだろうか
でも今は... 今を大切に生きようと思う」
OP : STYLE FIVE『RISING FREE』
ED : 岩鳶・鮫柄高校メドレーメンバー『Clear Blue Departure』