みみずばれ

アネットのみみずばれのレビュー・感想・評価

アネット(2021年製作の映画)
3.1
監督の事は一切知らない。
アダム・ドライバーの演技が見たくて
あらすじだけの知識で見た。

ミュージカル映画だと
心理描写も口から出されるので
わかりやすいな〜と思った

ロケーションがさまざまに変わるのは
ジーザスクライストみたいで
豪華だな〜

アネットちゃん最初「うわ怖」って
ドン引きしたけど
才能が溢れ出していくと可愛く見えてきて
大変に愛らしかった
ラストシーンの姿もイメージ損なわず
しかも素晴らしい力強い親子のやりとりだった

ああ言うコメディアンは又吉が過ったけど
どうもやはりスタンドアップコメディの
システムが理解には難しくて
ジュライのポギーが過ぎるばかりだった

話としては正直凡庸なんだけど
演者の演技力はすごいし
所々のシニカルで笑う感じかな?
ただ差し込まれたシニカルも
示唆と言うか監督なりの導きは無いので
駄々っ子の上げ連ねに見えた感はある

メディアで紹介されていたあらすじでは
アネットが生まれてからが本番!
みたいだったけどそれ以前が充分描かれていて
ただ心中の吐露がずっと続くけど
各自の主観だし妻側の六人の女妄想位しか
お互いのズレはなくて
夫側のこれと言った問題は
何故か面白く無くなってきたくらいで
明確な描写がないのもなぁ??
複数回ズレが挟まるなら分かるんだけど〜

でもなんか監督の個性が溢れてる
映画って感じで
面白かった
しかし個性派監督作品は一瞬眠くなると言う
呪いに今回もかかってしまった
アネットが歌い出したら面白くなったのはマジ

アダムドライバーが男の人に暴力振るうの
好きだなぁ、と思った
でけぇ〜人体の持ち方は軍隊式かしら

これが本当に舞台作品であれば
そんなにパッとしないだろな〜と言う
本音はある

夫の顔の字がどんどん広がっていたの何?
タタリガミか?

パンフ読んで勉強し直します

あと、水原希子が出てる!って
一発で分かったのは、六人の中で
異質なほどの存在感(悪い意味)だったから
日本の役者さんって佇まいの勉強を
して欲しいな…と思った
セリフないのにバストショットだけなのに
棒立ちが伝わるってすごいよ…
他の二人の日本人役者は全然悪目立ちしてなくて
世界に溶け込んでいたので、逆に
この人日本人だったんだ!と驚きました

目立って見えるからと言って
それが存在感だと解釈してはいかん…
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