「タムとカム」というベトナムの民話をもとにした映画。私が知っているお話では、シンデレラ、瓜子姫、美女と野獣みたいな要素があった。千と千尋のゼニーバ的なのもいた。映像はすごくきれいで森と水に囲まれたお城が新鮮だった。
王子とシンデレラが美男美女で目に優しかった。王子は「ソンランの響き」に出ていた俳優さん。
CG・ワイヤーアクションあり。特撮とかゲームみたいでもあった。終盤のラスボスとの対戦シーンは笑っちゃった。だってまさか怪人VS怪人になるなんてね。まあそれはそれで凄惨さが緩和されて良かったと思う。
ラスボスの蛇だかサソリだかバッタだか何だか分からない怪人は人間になりたかったらしい。どういう心境なのか謎だった。タイのホラーで蛇が人間になって出家したがるというのがあったけど、やっぱり仏教的な世界観なのかな？
王子の結婚相手候補として一瞬出てくる日本の姫、コウメ太夫かと思った……笑っていいのか泣いていいのか。サクラ・オーサカ・ブルルってどういう名前なんだ。
攻めてくる敵国チンラというのがまた、予想に反し思いっきり南国風。ここら辺はどう考えていいのかさっぱり。
まとめると、昔話の要素がかなりあって、直感的に分かるところと分からないところが混在していて面白かった。超展開が笑えた。絵的にきれいで見やすかった。
