めかぽしや

29歳問題のめかぽしやのレビュー・感想・評価

29歳問題(2017年製作の映画)
-
とても良い作品でした。

2005年の香港が舞台。
まだiPhoneは登場する前の話し。
仕事もキャリアも順風満帆なクリスティ、
少しぽっちゃりで夢みがちなティロン。
ティロンがクリスティに部屋を貸す事になります。
出会った事のない2人ですが
クリスティがティロンの部屋に置いてあるもの、沢山の写真、それから自らを綴った日記を読む事で通じ合っていきます。
2人とも30歳を目前として
仕事の事、家族の事、恋人との事、
友人との事、そして健康などの
岐路に差し掛かり人生の選択を
していく事になります。

元は舞台だったようです。
クリスティとティロンは一人二役の
設定みたいですが
映画では別々にして
クリスティの妄想でティロンになりきったりと映画ならではの表現が良かったです。
出会った事のない2人ですが
街で、お店ですれ違っていた設定なんて
素敵じゃないですか。

わたしはもう29歳からだいぶ歳をとり
ましたが当時の世の中の風潮が
懐かしく感じました。
でもこの感覚ってこの先また違った
変化をするのでは?と思います。
例えば10年後の20代、30代は
同じ事を思うのでしょうか。
そんなこの先の感覚の違いを
楽しんで見ていきたいと思います。
めかぽしや

めかぽしや